こんにちは、石井道明です!
セレクトショップとはメーカーやブランドを問わず、複数のメーカーの商品を取り扱う小売店のことです。ショップの系統や自身の好みに合わせて商品を選んでいくため、その店の個性を作り込んでいくことができます。自分で理想のお店を作ることができるのは素敵ですよね。今回はセレクトショップを開業するにあたって「商品の仕入れ方法」について詳しくご紹介いたします。
海外輸入でセレクトショップの仕入れをする
輸入代理店から仕入れる
海外メーカーの商品や海外発のブランド品を取り扱いたいのであれば、輸入代理店から仕入れるという方法があります。輸入代理店から仕入れる場合は、検品なども行ってくれるので安心できる点もありますよね。
偽物を販売してしまうリスクを取り除くことができるのはメリットです。
ネット通販で仕入れる
アメリカのAmazonや中国のアリババなどの通販サイトを利用して仕入れる方法です。商品数の豊富さ、価格の安さを考えるとネット通販で仕入れる方法はとてもおすすめですよ。
ただし日本とは検品や配送の基準が違うので、梱包の雑さや不良品が届くといったデメリットがあります。そのため、商品が届いたら検品は念入りにすることが大切です。
現地で仕入れる
海外に行くのが好きで直接商品を見て仕入れたいという方にはおすすめですが、かなり費用はかかる方法です。まだ市場に出回っていない商品を見つけることができる可能性も高いので、よく海外に行く、資金に余裕がある方はぜひ誰も開拓していない商品を見つけてみて下さい。
また、現地で買い付けることで仲介会社のマージン分の費用を浮かすことができます。セレクトショップの運営に余裕が出てきた人は、現地でしか仕入れられない商品を見つけるためにも一度買い付けに行ってみることで、他の人には作れないセレクトショップを作ることができます。
メーカーから仕入れる
既に販売したいメーカーが決まってるのであれば直接連絡をして交渉するという方法もあります。自身のお店のコンセプトや取り扱いたい商品・商品数の紹介をした上で、「あなたの商品を販売したいです」と伝えて契約できるか相談してみるといいでしょう。
海外輸入のコツ
海外輸入ビジネスでは最初から大量に発注するのは危険です。まずは何個かだけ仕入れてみて
「品質に問題がないか」「画像・説明文に載っていたデザイン通りか」「発送期間はどれくらいか」「信頼できそうな取引相手になるか」、なども併せて確認しましょう。
問題がなければ量を増やして発注していくようにするのがおすすめです。
国内仕入れ
メーカーから仕入れる
こちらは国内のメーカーとの取引という形です。直接手にとって商品を見ることができるのが国内仕入れのメリットですね。海外仕入れとは違い言葉の壁もないため、価格交渉や返品・交換に戸惑うこともありません。国内での配送となるので商品のやり取りがスムーズに行えますよ。
ただ、商品数や種類に限度があるためライバルと商品が被りやすいといったデメリットがあります。商品の見極めは重要になってきますね。
仕入れ方法としては販売元に電話やメールで問い合わせをするか、直接販売されていない場合は仲介業者に連絡をしてみるという方法になります。
ネットで仕入れる
メーカーとやり取りと言われると少しハードルが高いと感じる初心者の方にはネットでの仕入れがおすすめですよ。登録料金が無料のサイトも多いですし、いくつかのサイトを利用すれば気に入る商品が見つかるでしょう。
仕入れサイトは「NETSEA(ネッシー)」「卸の達人」が良いですよ。
ネッシーは幅広いジャンルの商品の取り扱いがあり、値下げやクーポンがあるので上手く利用していきましょう。
卸の達人は売れ筋ランキングがあるのが魅力です。ライバルの動きを確認するのにも利用できますよね。
簡単に仕入れられるのがネット仕入れのメリットですが、その分ライバルも多いためお店のコンセプトに合う商品が見つけられてもライバルと商品が被ってしまうこともあります。何か差別化をしないと難しい点がありますね。
卸問屋で仕入れる
コスト面を配慮して利益率を上げたいのであれば問屋がおすすめです。卸問屋を探す方法としては、インターネットで調べて探すか実際に店舗に行って調べるという方法があります。
店舗に行くとは?と思いますよね。「自分の取り扱いたい商品が置いてある店舗」に行き、店舗内のまだ店頭に並べられていない商品が入ったダンボールなどが積み上げられていることがあります。そのダンボールに会社名が書いてあれば連絡先を調べて電話をして交渉するという方法になります。
展示会で仕入れる
まだ店舗などに出回る前の商品を手に取って見ることができるのが展示会です。参加条件などもあるので気軽に行くことはできませんが、ライバルと商品が被ることを防げますよ。
展示会は大規模のものであれば基本的に2・3月と9月・10月の年に2回行われていますが、小規模の展示会であればそれ以外の月でも行われていることがあります。
参加する前に参加条件や展示される商品をチェックしてみましょう。
まとめ
セレクトショップは「コンセプト」が成功の鍵です。様々なメーカーやジャンルの商品を取り扱って、何を販売したいのかわからないお店になってしまってはせっかく理想としていたお店とマッチした顧客も減ってしまいます。
国内仕入れと海外輸入仕入れを上手く活用してコンセプトに合ったお店作りをしていきましょう。